どうしてぼくはこんなところに

冷静と情熱の間で彷徨う人の雑記ブログ

webへの流入がめちゃくちゃ減ってるのだけれど活字メディア運営どうする問題

ぼくはこのブログを含めて現在3つのブログを運営している。メインというのか更新頻度や記事数が多いのはnoteの方でやってるもので、月15,000ビューくらいあった。それが、ここ2年、つまりはコロナ禍以降でガクッと減っている。

背景と要因の仮説

原因の一つは更新頻度が落ちたこと。当時ぼくは毎日noteを書いていてこれが1つの記事あたり少なくともだいたい300ビューくらいあった。毎日だから×30で9000。いくつかは500~600ビューくらいになり、前月やそれ以前から継続して読まれている記事のビューがあり、それらが合わさって月15,000ほどになっていた。だから、更新頻度が落ちればビュー数が落ちるのも必然、というわけだ。

けれど、それでも感覚的にはそれ以上にビュー数が減っている気がしていた。単に自分のnoteの記事のストックへの流入複利的な効果も落ちてる以上の。それが、コロナでステイホームや隔離で、(ぼくは海外や旅行記事を書いていたこともあり) 興味を持つ人が減ったのかなとか、ステイホームで時間があるからテキスト情報をグーグルで検索する世界からYouTubeで検索する世界に変わったのか、人々の情報の消費行動に変化があるなと思っていた。単にページランクが落ちた可能性もあるからあまり言わなかったけれど。

で、最近そういう発言をしている人がいて、

やっぱりそうだよね、webで集客できなくなってるよねと確信を深めつつある。

 

実は、このブログにはロングテールの記事があり、そのロングテールの記事がなかなかに良いお小遣いをぼくにもたらしてくれていた。それもここ2年でぱたりとなくなってしまっている。これも要因をあげればいくらでもでてくるのだけれど、YouTubeに流れたなと感じてる。人間は目から入ってくる情報が8割だと言われているけれど、その8割にぼくはテキストの情報が入ってると思っていたのだけれど、動画の方がより目に入りやすいということなのかもしれない。以前は、YouTubeなどの動画メディアとテキストのメディアは共存できる (それぞれ好きな人がいるだろうから住み分けできるのでは?)と思っていたのだけれど、新聞→テレビのように劇的な変化があるようにみえる。

ぼくは本を読むのが好きで、たぶん人より本を買っているし読んでいるのだけれど、それでもなにか知りたいとなったらYouTubeで検索することが多くなった。特に旅行系はYouTube観てイメージを膨らませてる。ざっと情報を集めるならまずはYouTubeで検索してみるかとなってる。テキストの方が情報量多いし、活字読むことに抵抗がないぼくでもそうなのだから、たぶん他の人はもっとYouTubeやインスタグラムで検索してるんだろうし、そこからより詳しく調べるためのGoogle検索はもうしなくなったのかもしれない。(余談かもしれないけれど、Googleマップでレストランやカフェを直接検索することも増えた)

そんなわけで、ぼくはここ2年でnoteは運営方針を変えた。簡単にいうと量より質にした、しようとしている。

 

noteの現状の運営方針

毎日更新していた頃は、自分の文章力を上げたいとか、当時は海外駐在だったのでWebマーケティングの練習だとか広い意味でマーケティングの感度を鈍らせたくないとかの意味合いもあり、当時個人のウェブサイトで月10,000PVくらいあればwebマーケティングの仕事できます、転職できますみたいな話だったのでそれを目指そうとしていた。

だから、より多くの人に届くようにコンテンツは海外駐在の日記みたいなものだけれど、NGOとか海外旅行に興味ない人にも届くように工夫したりしていた。なのでKPIはページビューだった。イメージはずっと新規開拓、新規開拓!もっとビュー数!

それを変えた。noteって別にビュー数が増えたところでアドセンスがあるわけでもないしお金にならないから。具体的には、わりと深い記事を書くようになった。そして、ぼくの友人やこれから友人になるような人に向けて書いている。

これは、まあぼくは連絡を頻繁によこすようなマメな人間ではないし、かといって各種SNSで近況をあげるようなタイプでもない。なので、noteはフルネームでやっていることだし、Facebookにリンク貼ってるしというので、そういうことにした。ぼくに興味ある人ならぼくの名前を検索するだろうし、noteのリンクも踏むだろうと思ったから。

で、これはわりとうまくいっているのではないかと思う。留学したときも、事前にぼくのnoteを見てくれていた人がちらほらいて話しかけてくれて、自己紹介が苦手なぼくにとっては助かったし、ぼくは相手の情報はゼロだけれど、相手は好感を持ってくれているのでなんというか話が早い。驚いたのだけれど、昔からの友人もたまにnoteを読んでくれているようで日本に帰国したよ的なnoteを書いた時には直接連絡をくれたりして、やはりとても良い。特に用事はなくても「久しぶりー」なんて連絡をもらえるのは嬉しい。

しばらくそういう運用になると思う。ほんとは仕事関係の人に向けても書きたかったりして、うまくいけば仕事の話ももらえるのではと思っていたりするのだけれど、それはそれでなかなかハードルが高い。

有料マガジンをやって盛大に失敗して(売上700円だった)、フォロワーの属性がお金を払うタイプではないことに気づけなくて、noteのマネタイズできないならこれまでのがんばりは…なんて思ったりしたけれど、目先の数百円を追うよりも後々のQOLを追う方が今のぼくのnote的には良いのだろう。浅はかだったと言わざるをえない。

 

問題はこのブログ

完全に方向性を見失っているのはこのブログ。お小遣いがもらえていたアフィリエイトはもうないし、アドセンスはおすすめの運用にしているのだけれど、そうすると広告の数がやたらと多い。シンプルに読みにくい。けれど、独自ドメインにサーバーも借りている以上せめて運営費用は欲しいという欲があり、さらには忘れたころにアドセンスの振り込みがある程度にはアクセスがある。ま、あるが故に現状維持を変えられないのだけれど。

このブログや自分と相性の良い商材をちょくちょく探してたりするのだけれど、アフィリエイトするならアドセンスは同ページにない方が成果でやすいですよという、考えてみれば当たり前のデータもあり、かと言って良さげな商材をまだ見つけられていないのもあり…。

このブログだと意外と英語関連のアクセスが多いので英語表現のtips記事多めに書いて行くべきなのかもしれないけれど、自分がそれほど流暢に英語を操るわけでもない。しかもいまいちモチベーションが上がらない。

といういろんな要因の結果、このブログではしばらくマーケティング系であったり思考実験系 (本名でやってるnoteだと誤解されやすいトピック) を書いていこうかと思ったりしている。

マーケティングでいうところのインサイトを捉える練習だと思ってくれたらいい。

 

結局は誰に読んでもらいたいのか問題

じゃあもうYouTube行くしかないかとかいろいろ考えるわけだけれど、行き着く先は「結局ぼくは誰に (どんな人に) コンテンツを見てもらいたい(=ブログを読んでもらいたい) のか」という問いに答えないといけない。

たとえば、ぼくはnoteを「副業収入的なものが欲しい」という欲から始めた。けれど、アマゾンアフィリエイトも有料マガジンもいまいちで、これ以上、金金金で行くと、イメージ(≒ブランド)を棄損するだけだなと思い、もう一度、目的はなんだっけと考えた。結果、副収入が欲しいというのは目先の利益を指すわけではないよね、noteから直接現金を受けとる必要もない。長期的にみてnoteをやらなかった未来と比して利があればいい、と解釈した。だから、「ぼくはこんなこと考えていますよ、ここにいますよ」ということを発信することから始めてみている。

そういえば、ぼくは冒頭で3つのブログを運営していると書いた。noteとこのブログで2つ。あと1つは英語ブログだ。完全に英語でブログを書いている。英作文の練習と英語を忘れないようにと思って。これはまあ、ぼくの英語力があれなのもあるし、まだ運営方針がどうのとかいうレベルではない。

さて、どうしたものか。