台湾といえば露店、屋台、食べ歩きみたいなイメージがあって、台北だと士林夜市(Shilin Yeshi) が定番でとりあえず行っておくみたいなところがある。けれど、実際に行ってみるとこれが絶妙におもしろくない。
いかんせん観光客が多すぎるせいか、スマホのカバーを打ってたり、北斗ののび太 (懐かしいな…) みたいなあらゆるパロディTシャツ ―スーパーサイヤ人のドラえもんだとか、タバコすってるドラえもんとかね― を売ってたりっていう、日本のそれなりの都市の繁華街の高架下みたいな、どこかで見たことある景色が延々と続く。
もちろん、テナガエビ釣りみたいなのもあって、釣ればその場で調理してくれる露店なんかもあるんだけれど全体としては…。食べ歩きもできるけれど、日本の祭りの出店のような感じで台湾来たー!!みたいな感じは多くなくて、少し残念な感じがどうしてもしてしまう。
それで、今回の滞在で九份からタクシーで30分ほどの基隆 (Keelung) の夜市にたまたま行ったんだけれど、これがすごくよかった。ローカル感があって、食べ物メインで、そして何よりとてもおいしかった。そしてたぶん台北よりもいくらか安い…気がする。
ぼくの大好きな豆花屋もあって、それもすごく良かったのだけど、食べるのに夢中になりすぎて写真を撮り損ねたのが悔やままれる。
ここ基隆の難点は台北から少し遠いというところ。
この日も、10時過ぎくらいに台北のホテルに戻ろうとしたのだけれど、電車で40〜50分くらい台北に戻るのにかかった。なんだかんだでホテルに着いたのは午前0時前。少し疲れた。
九份も行ったことだし、他意はなく、たぶん再訪することはないだろうなあ。
ここ目的だけでわざわざ行こうとは思わないもの。台北にも夜市はたくさんあるし、次回は台北のローカル色の強い夜市に出向いてみようかと思う。